【短歌の日通信】投稿作品をお届けします（5月4日分）- 総投稿作品数3000を超えました

#短歌の日 の投稿数、3000首を突破しました。

みなさんたくさんの短歌投稿、ありがとうございます。当初短歌の朗読をさせていただいていたのですが、投稿ペースが想定を超えていたためそちらは断念し、現在メルマガという形でみなさんに作品をお届けさせていただいております。このメルマガでは #短歌の日 というハッシュタグをつけて投稿してくださったみなさんの短歌作品をご紹介しています。

『短歌ウィーク』も続いていますので、みなさんぜひご参加ください。

５月７日午後５時７分７秒から午後１１時５９分までは「短歌の時」という特別な時間です。

●あなたの「自選一首」を募集します

• 「#短歌の時」というハッシュタグをつけて投稿してください

• 「#短歌の時」がついた短歌ツイートはすべて短歌の日ネプリに掲載されることになりました！

• あなたが今一番みんなに見て欲しい「自選一首」をツイートしてください。いちばんお気に入りの短歌、周りから良いといわれた短歌、ご自分の名刺代わりとしたい短歌など、選ぶ理由はおまかせいたします。

• 過去の作品でも新作でもOK

• 作品を画像にしてツイートに添付していただいてもOKですが、本文にテキストでも短歌を入れていただけると嬉しいです

• 特に指定なければTwitterのアカウント名を筆名として使用させていただきます。Twitterのアカウント名以外を筆名としたい場合は短歌の直後に「／筆名」という形で筆名を入れてください。

投稿お待ちしてます！

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試験前不安高まり病む君に呆れるくらい駄洒落連発／futuro

おめでとう素敵な人ね楽しんで(僻みっぽくなっちゃってダメだな)／稲架しじら

入社時の上司にいつも硬直し刷り込まれてた力関係／小タ

やり遂げられる事はこれまでの時間が語る理想はまだ先か／ナルシマアンバイ

張り詰める空気を吸い込み吐き出して心臓3回叩いて握る／えびたからいち

上手くやりたいと思うから手も声も震えて顔も赤くなるのよ／Tomoko

あなたの鼓動を感じる唇から腕から胸から体全部から／蟻

ああ、まただ締め付けられるこめかみに「水をください」頭痛が痛い／水の眠り

幸せが霞んでしまうあまりにも不幸続きの遠近法で／死んでるみたいに生きてる子

あの人と友の計らい二人きりまるで私は借りてきた猫／ち＿い＿く＿ぼ

きみという大海を知りもう川に戻れはしない水が合わない／何となく短歌

クソ度胸あると尊敬してた子の衣装のタグがブラブラしてる／ち＿い＿く＿ぼ

丁寧に引かれし線の上を行く宇宙あるいは石庭の端／黒月

君の吐く言葉私に入り込んでこころの一部血肉と成った／紅

金之助初の告白"すき“ と "つき"言い繕いて今や名言／閑漢

三センチ手を動かせば届くのに長い迷いに追い詰められる／とびら

糸が切れ後は野となれ山となれふと振り返り恥じる自分を／あとやく

こないだは一度撃つにも固唾のみ今じゃ血の雨すらも動じず／gtt0011

さっきとはトーンが変わる君の声静かなところ行こうだなんて／たんかちゃん

張り詰めた空気を変える合言葉感謝の言葉笑顔に変える／落合絵美子

何日も人に会わずに暮らしてる終わるの怖いゴールデンウィーク／藤本くま

したくない無理をしながら周りにも合わせる　だから合流は嫌い／深水遊脚💙💛

しらさぎよ北へまっすぐ飛んでゆけ我の代わりに友のもとへと／水川怜

大至急案件ばかりに囲まれて今日も今日とてタイムアタック／何となく短歌

お母さんと呼んでいた子の懐かしき枯れ野の白髪蒼穹を飛ぶ／ばあちゃん

空翔ける三十一文字を羽根にして街から町へ言の葉の旅／死んでるみたいに生きてる子

1年前２年前のきみのこと思い出してるわたしは鈍牛／何となく短歌

こうやって綺麗な想い出ばら撒けば独りの職場も愉しく煌めく／何となく短歌

定年後夫が始めたコーラスの発表会見る親目線の妻／📎あこちゃん📎

一段とそびえる先に何がある人生そのもの挑み続ける／Bisma

糸がぷつりと切れぬよう親しき仲にも礼を尽くすよ／あも

バレぬよう引きつり笑顔で隠しつつコップ落として何が何だか／Bj🪐

ベランダに差し込む陽光目を細めただ明日への決意胸刻／梅えきす

ほほ笑みの奥に涙の光る見ゆ姫たることは秘めて在ること／五十嵐創

発作起き子供がふざけて真似をする今日も電車の中は静かだ／成瀬あずり

いつまでも君のとなりに立てた日は息の仕方をググりたくなる／つぐみざき あさひ

「丁寧に描くよ」と歌うサカナクション　新宝島が脳内ループ／松本桃英

いつもなら通勤ラッシュの電車にて優雅に座り祝日を知る／こひら みかん

丁寧に過ごしてみよう決めた朝故郷に向かう荷物はひとつ／しばねこ

慎重に言葉を選ぶ「可愛くて素直で無邪気」は努力でつくる／カシサキスイ

怒鳴り声滲む不機嫌耐えないと今から車内逃げられぬ旅／たぬき

レジ袋、新聞紙、消臭スプレー。反エコで迎え撃つ車酔い／深水遊脚💙💛

医者の出す薬の数は御守りの数です「多めに出しておくから」／萩原 アオイ

はがね糸　万本束ねた　大綱が　千尋の橋　百年吊るす／宇津帆アルマ

すみませんくだらないこと言いましたもっと言ってもいいですか、好き／えびたからいち

カレーすら嫌いな人は居るわけで私を嫌う人は必然／奥 かすみ

他人のため　家族のためと　働くがヒトの魂　輝かせるなり／梅えきす

大人にはいつかなれると思ってた三十路か四十路かいつになるのか／ぴよこまめ

心臓が酷く高鳴る音がする飛び出しそうで破裂しそうで／真月陽

伝えたい思いがあるのに声が出ず人魚姫にもなれない私／ち＿い＿く＿ぼ

『返事して』『今なにしてる？』『会いたいよ』『どこなの？』「私は貴方の後ろ」／月ノ華

抜け道にここを使う車が増えて住んでる人に道を譲らず／深水遊脚💙💛

連休の人混みに紛れ乗り換えて最寄りの路線の色にほっとす／こひら みかん

好きな人と怖い人への反応が同じな感じ何とかしたい／HOTATE IWAMI

木、揺れないで　僕を見る眼がこれ以上増えたら僕は何に見えるの／青蒼紺碧

かさぶたが剥がれるような雪解けで手放しに喜べなかった／青蒼紺碧

水を飲むここに生まれ落ちたのだから後先もなくまず水を飲む／青蒼紺碧

花誘う（何に？）再び咲くことを心得て死ぬカジュアルな死に／青蒼紺碧

僕たちが砂像にされる東京でよりにもよってビル風が吹く／青蒼紺碧

空（なんてメランコリーを喚起する記号でしかない、だから）青い／青蒼紺碧

街路樹の青葉、乱反射　疲れなど知らずに笑い叫んだ日々よ／青蒼紺碧

滑走路にするには小さすぎる大通りの端をただ歩くだけ／青蒼紺碧

クリームソーダひとつ、根拠なんてない懐古を泡と消してゆくため／青蒼紺碧

波さえも自然におこるこの星で何に呑まれて僕は死ぬだろう／青蒼紺碧

子離れを言祝いだその口で言う「ただいま」の声待っているわと／ぴよこまめ

丁寧に畳むあなたの姿見てやり直すなら自分で洗って／KIDD & BEER

知り合いて半年経ちて突然に電気が走り貴方が全てに／梅えきす

はじめての嘘をついたよ君がため四つ葉を摘んでいたかったんだ／みや⚡水也💙

君と手を初めてつないだ夕空の下で僕らは黙ったままで／t.t

初めてのキスは放課後帰り道君の髪の毛揺らす薫風／t.t

紛らわす自分の気持ちに嘘をつく期待なんかしてないから、と／しろとも

五月晴れ独りで過ごす目に映る誰かの子どものつむじの巻き毛／何となく短歌

息苦し吐き気もしてきた唇も震えてきたよまもなく本番／努々

雑草と呼ばるる命ひとつびとつ名を確かめつためらひて摘む／五十嵐創

丁寧に呟く人やそうでない人などがいる多様な世界／とし

人の気に触れる怖さ噛み締めて心が折れる枯れ木の如し／田中ダニエル

遠回り三十分の遅れから妄想スイッチ押されると知る／深水遊脚💙💛

連休の大きな駅は満杯に疲れることも楽しめる旅／とし

知らぬ人動植物会いに行く新しい発見きらきらしてる／KYO.　浮上中。

へり踏まぬ作法学ぼう人と人心を結ぶ縁が大切／あも

抱き締めて力をこめてもういっそ取り込みたいとあなたは言った／じろ子

クッタクタ脳内麻薬 Hey come on❕爆音リピート Rock'n roll／あらぴぃ

ランチ時不穏な空気衝立の仕切る向こうで修羅場開幕／みすゞ

『歯車』の「僕」に似てゐる心地にて出席したる披露宴かな／月ノ華

ひっそりと緑青覆うペンダント想い出ポロリ色褪せはしない／Bisma

声上げることさえ力潰されて目の色暗く全てが敵に／KYO.　浮上中。

とりあえず早く寝て早く起き運動をして旨いもん食え／もみの木ゆり子

心浮くあの人に逢う何着ようあぁその前に美容院予約／みすゞ

カウンターちょっと奥めに位置どる男（ひと）光と影を巧みに利用／みすゞ

あの日から君は一生モテ期だよモテギもモギも跳ね除けてから／でんでろ３

日本で捻じ曲げられる新技術反りさえ合えばソリは結構／でんでろ３

まあいいか笑って過ごすみどりの日理由はともかく休めりゃいいの／でんでろ３

さっぱり意味が分からないそういうわけで読むことにした／でんでろ３

横向きに寝っ転がっているだけさ役作りには５時間かけた／でんでろ３

すみませんくだらないこと言いましたあなたの専売特許を侵した／でんでろ３

楽しんで働く人もいる憂き世ウキウキしたり憂き憂きしたり／でんでろ３

酷いわね！ 一体誰よ？ その女？　目の前にいる人のことです／でんでろ３

フォロワーがいなくなっても知らないよ割り合いエグいが人数は少し／でんでろ３

声だけの獣よ逃げろせっかちな夜の裾なら踏んどいてやる／原田　冬

まわる椅子まわしつつ聴く体じゅうおまえの声がつき刺さるよう／原田　冬

行列に並んでみたら女子トイレそんな騒ぐなら早く教えろ／でんでろ３

点ＰにＱまで動き出しやがるＡはともかく Ｑが問題／でんでろ３

時間内なんとか書いた回答文ああこれちょっと推敲したい／でんでろ３

破られただけでは紙は紙のまま山羊にとっては価値は変わらず／でんでろ３

火葬場で膝に抱きたる吾子の食むコアラのマーチの言い知れぬ生／萩原 アオイ

腕強く指はソフトに抱き揺すり君の心音打ち消す吐息／とし

セックスとセックスレスが現れたモンスターボール１個しかないぞ／でんでろ３

僕だけがドキドキしてるの悔しいよこっちを向いて、アテンションプリーズ／とひろ🛰

人の世の最後の熱を膝に抱く血の繋がらぬ祖父の骨壺／萩原 アオイ

今日が初　短歌を詠んでいる十句も！え、十首なの？十句じゃないの？／もみの木ゆり子

雑談で彼女はいるの？と聞けるのに二人になるとなんにも言えねぇ／うずめ

想い出を思い出せずに思うこと欠けている其処あえてそのまま／あらぴぃ

昨晩は月もなかったようだから闇に紛れて沈黙のCoyote／あらぴぃ

トップニュースで知る町の事件の日にも宿り木はひときわ深緑／ともなう

プリントを渡す動きでギシと鳴る君が振り向く予告チャイムが／つぐみざき あさひ

きらめきは意外と身近気づかないあなたの中にカラフルひかる／KYO.　浮上中。

後悔は大航海でカラマワリ少しマシになったのは確か／真朱

温室の苺赤く赤く赤く決められているステージの上で／真朱

せつなさすら自分で求めていかないと手に入らない世紀末気取って／真朱

行くあてもないロケットに乗り込めば執着心で生きていけるね／真朱

アリバイは完璧なはずなのにあの子供の妙に気になる動き／高水りっか

好きだけど手が届かないよキミの価値5万3000叶わない恋／ハヤサカ

飲みかけのグラスを隠れて舐めたこと思い出すのがぼくのおまもり／掛　淡路

「こだわりの」パックの文字に誘われてちょっと高めの卵手にとる／📎あこちゃん📎

見せかけの自信を纏いいざ臨む笑うから楽しくなるように／三零| ᐕ)

はりつめた糸は見えない試合前最初ひと蹴り唾を呑み込む／kiki★

声がした聞き覚えある着ぐるみの中にいるのはまさか君なの？／あも

丁寧に包んでくれた花束を抱えて君に逢いに行く夜／三零| ᐕ)

どの人も嫌いになりそうそんな日は心取り出しお風呂に浸ける／なさわご

君がいて わたしは本を めくるだけ 世界はいつも かんぺきだから／ろうる

オキシトシン溢れてしまう 柴犬よお前を害するものは滅ぼす／高水りっか

ぞんざいな工事跡地で血に染まるカラフルな膿拭い耐える夜／たぬき

大丈夫、大丈夫だって大丈夫、だいじょぶダイジョブだいじょうぶダイ…／なさわご

この距離で君の背中を撮れる人知ってはいるけど足元揺れる／てぃ

ざっくりと理解し同意できずでもそれらしくするこれが条件／とし

深夜二時『人間椅子』を読みながらふっと感じる 誰かの気配／月ノ華

ジキニンで時期に治ってバファリンの半分優しさファイト一発／もみの木ゆり子

「こんばんは」呼ばれた気がして振り返る黒猫がひとつにゃあと鳴くだけ／月ノ華

足組んで靴と椅子との接地点傷み出すころ悪癖気付く／小タ

深呼吸してからグッと握りこむカストピンナの木肌の堅さ／森内詩紋

君がいた形跡はもう何もない背もたれのへこみクッションで埋める／えびたからいち

初めて君と出会って いっぱい話したいけど 最後また話してない／加藤莉子

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最後までお読みいただきありがとうございました

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短歌のお祭り『短歌の日』は5月7日まで続きます。

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